まぁ実家の隣人が筋金入りの近欲者のおっさんで、実家と親戚には境界しかないところから、1メーター余りのコンクリート製の道を作るところまでやらかす始末。このことを片付けるために私は親に呼ばれた訳でして・・・。他にも近欲おっさんの土地と接する箇所は同様のこと多数ですから、もちろん近所でも評判。その近欲おっさんに文句を言う機会を得ていなかった周辺地権者達がここぞとばかりに言う言う(笑)それでも近欲おっさんは譲らない。自分が関係の無い案件はバカバカしいなぁと見てましたけど、実際に自分の実家と境界を決める段になったら、私も久しぶりにキレました。
一部ですが近欲おっさんの所業を紹介します。
こういう風に廃材のコンクリートブロック等を拾ってきて置き、その上からコンクリートを流し込んで、どんどん道が拡がっているわけです。
そして畦道がこんな立派な道に。実家のビワ畑(右手前)の石垣の石も多く抜かれ、崩れてボロボロ(恐らくは拡がった道の基礎と化している可能性大)。踏んだり蹴ったりとはこのことですね。
反対側の白地(しろじ・・・所有者の居ない土地)もすっかり取り込んで我が物のように使用しています。拡げた関係で排水が上手くいかなくなり、下の家は大雨の時に濁流が流れ込むようになっているそうです。下の家のおっさんは私から見てもヘタレですが結構頑張って文句を言ってました。
先に建った実家(左側)の地上権を侵害している後で建った隣の軒
これも先に建った実家(上側)の庇の下に地上権侵害しつつ、雨が自分の敷地に入って来ないよう工夫さえしてます。このずる賢さ。喧嘩を売っているとしか思えない所業。
熱くなった私は以後「おどれ、そどれ・盗人・ボケ・ほんなら登記取ってこい!」の連発。近欲者のおっさんも負けじと入れ歯を外してまで応戦してきました。この写真は一部ですが、熱くなった私の気持ちもお分かりいただけますよね?
近欲者の言い分は
「(家の周りの)水路は全部うちのもの」
「境界に玉石を置いている」(立会った覚えもなくおっさんが勝手に置いたもの)
「(国道との境界を勘違いして)ここまでがうちの土地」
まぁ我田引水の程に呆れます。
実家よりも新しく家が建った訳やから、基本は古く建った実家側が優先(地元ルール)10人近くから散々言われても決して譲らない。このおっさんの原動力は欲やということを身に染みて感じました(笑)あわや筆界未定となるところでしたが、地元の長老の説得で境界となるポイントは確認しました。
それでも先述の道については
「(私の祖父が)小学校3年生の時に譲ってもらう約束をした」とか「(私の曾祖父から)譲ってもらっている」(もちろん祖父も曾祖父も故人)と支離滅裂なことを言い出しましたが、元から無いものに所有権を主張しても何の進展もありません。おっさんは無視し、実家と親戚で境界を決定して、私の今日来た目的は達成されました。
さらにまだ未練がましく言う近欲者のおっさんに対して測量会社の社員も頭にきたのか「おっさん、ここには一本の境界線しかないけん、もぉええわ」と途中から聞くことすらしてもらえなくなってました(笑)登記が無い以上、こんな口約束が事実であっても今の社会では決して認められるものではありません。見苦しさを超えて、笑いさえこみ上げてきました。ここまでくるとある意味脱帽もんです。
来年、正式に測量が上がってきた後に確認印を押して終了やそうです。頼めば快くこちらも応じる用意はあるのに、黙ってこっそりと道を作ったり、そういうコスいやり方が気に入らない。この一件で隣の無断使用を多少は黙認しようと考えていた親も考え方を変えたようで、境界が正式決定次第、境界には金属杭を打ち、有刺鉄線を張り無断使用・無断侵入できないようにするそうです。私ももっと良いアイデアを提言しつつ、この際楽しみながらやっていきたいと思います(爆)多少の出費が必要やけど、今後の事を考えたら、ほんまそれがええと思います(笑)
まぁ親や祖母に「やっぱりお前でないといかん」と言ってもらい、ちょっと複雑(私は自他共に認める難しい種の人間)ですが、少々疲れは軽くなりました(笑)
土地の話ってこうやってこじれますから、皆さんも日々の生活の中で境界には注意しておくのに越したことはないです。まぁモメる時にはどうしてもモメますけどね。