2009年2月7日土曜日

今の社会環境への愚痴

先週、精神科医の話を聞く機会がありました。その話の中で先生は「今の若者、特に20歳台の後半あたりの年代は義務は放棄して、権利をしっかり主張する傾向がある」とおっしゃってました。確かにその年代の奴らはそんな傾向にある…と頷ける部分はあります。
それに加えて、今の職場環境は上司が部下を叱らない構造になってしまってるような気がしません?上司は必要最低限の事しか言わないし(必要以上の干渉も困りますが)、ヘマや失敗をしない限り部下は上司からあまり何も言われない感じ。やからモラルもかなり低くなってるような気がします。

それに人事考課という悪い制度。営業業務等の数字で成績が分かる部署は別にして、数字で仕事の優劣を計ることのできない部署で仕事をしている人間は、どこでどういう考課をされているのか解りません。となると…
★トラブルは極力排除してくる。
★自分の担当職務の最低限のことしかしなくなる。
★深入りせずに叱られない範囲の仕事しかしなくなる。
色んな意味で会社での人間関係が希薄になっている中で、普通の人間は部下の行動や思いは分かるはずもありません。逆に上司も点数を付けるのが重労働だろうとも思います。ドライな人間関係での人事考課はこうなるから怖い。いかにマイナスを減らし、プラスを主張するか?
でもそういう仕事でええのか?良くありません。明確な目的や将来のビジョンを持って失敗しながらでも達成していくそういう環境づくりを人事考課制度は邪魔しているだけの制度にしか見えません。
部下の義とか信念を理解する上司は少ないと思うから、部下は社内規則をよおく勉強して、それに守ってもらいながら、正しい道に進むしかありません。私は人事考課は気にせず自分の信念を貫いているつもりですけど…。


話は変わりますが、
仕事で上司の決裁を受けて仕事を進めるとします。提案者は20歳台真ん中ぐらいの若造。親以上の年配者に決裁をしてもらわなくてはならないその提案文に押印した若造の印鑑はシャチハタ。これはどう考えても失礼を通り越して無礼であると私は感じます。ちなみに私はシャチハタすら持ってませんが…。

見かねた先輩が良かれと思い注意するとします。その若造は「わかりました」と言う(当たり前か?)。しかし数ヶ月経過してもシャチハタを使い続けている。結局は口だけ。直さないということは「押印してるんやから、シャチハタでも何でもええやん!何で俺がもう一本印鑑を買わないかんの?勿体無いわ。うるさいなぁ。」と考えていると先輩から思われてもしゃーない。吐いた唾を飲む覚悟すら無いくせに。シャチハタを押して許される世の中や社会はちょっと間違ってる。

反論があるなら、先輩に言われた時にきちんとすべきですよね。想像力も無く、上司に何か言われると嫌な顔をして定時でさっさと帰る。仕事は生活の糧とドライに生きるならそう生きればええ。でも恐らくその若造が窮地に立った時に心から救ってくれる上司は居ないでしょう。

これは一例ですが、部下が上司に対して失礼なことをしても、上司は叱らない。もしかしたらシャチハタが失礼やと思ってもいないかもしれないこの社会は絶対におかしい!
俺が上司なら絶対に許しません。俺は義務(シャチハタは使わない)を果たしてるんだから、権利(シャチハタを使うな!と他人に指図すること)を主張してもええはず!理屈としては合ってますよね?ちょっとクドい?